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日産、軽量化へ走る。“超ハイテン”もっともっと採用

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  日産自動車が、抗張力(引っ張る力への強度)が780メガパスカル以上の超ハイテンの自動車への採用を積極化している。成形性を高めた980メガパスカル級、1・2ギガパスカル級の超ハイテン材を鉄鋼メーカーと共同開発しており、新型車投入や、既存車の全面改良のタイミングで置き換えを進める。電動化で自動車は重くなる傾向にある。日産は超ハイテン材をフル活用して軽量化を進める。

「2段階上のレベルまで延性を上げられた。これで超ハイテンに置き換えられる部材が格段に増えた」―。林孝雄材料技術部金属材料グループ主管は笑顔をみせる。同社がこのほど新日鉄住金と共同開発した「高成形性980メガパスカル級超ハイテン材」。980メガパスカル級として第2世代に当たり、その名の通り成形性を高めたのが最大の特徴だ。

ハイテンは抗張力が一般の鋼材より高く、その分、板を薄く軽くできる。自動車メーカーは燃費改善に直結する軽量化ツールとしてハイテンの採用を増やしてきた。ただハイテンは抗張力を上げると、延性が下がり成形性が落ちてしまう。この反比例に挑戦したのが日産の取り組みだ。

第2世代の980メガパスカル級は、抗張力が2段階劣る590メガパスカル級と同等の優れた延性を確保した。これまで980メガパスカル級は直線的な部品にしか使えなかったが、成形性が上がり、より形状が複雑な車体骨格パーツにも適用できるようになったという。

ハイテンは通常では鉄鋼メーカーが単独で開発する。今回も基礎部分は新日鉄住金が担ったが、日産もユーザーとして延性などの条件を提示するなど初期段階から積極的に関わった。また日産は材料開発と並行してスポット溶接工法や金型の開発を進め、「早期に量産車に採用できるようにした」と斎藤康裕車体技術開発部主管は説明する。

3月に米国に投入したスポーツ多目的車(SUV)「インフィニティQX50」は、先に開発していた高成形性1・2ギガパスカル級と、今回の980メガパスカル級を合わせて超ハイテンの適用比率27%を達成した。同1・2ギガパスカル級を初めて採用して13年に発売した「インフィニティQ50」では同比率は9%だった。

電池は重要かさむ

 日産が「リーフ」でリードする電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)といった電動車が世界的に普及してきた。ただ電動車に不可欠な電池は、まだエネルギー密度が低く重量がかさむ。

日産は超ハイテンの採用比率を17年以降に25%まで拡大し、車体の構造合理化も合わせて車体を15%軽量化する方針を13年に示した。

日産が「リーフ」でリードする電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)といった電動車が世界的に普及してきた。ただ電動車に不可欠な電池は、まだエネルギー密度が低く重量がかさむ。

日産は超ハイテンの採用比率を17年以降に25%まで拡大し、車体の構造合理化も合わせて車体を15%軽量化する方針を13年に示した。

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