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自己投資で成果を出したければ、まずは「レシート」を見よ

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自己投資あなたは月にいくら、自己投資に回していますか? Photo:PIXTA

皆さんこんにちは、澤です。

世の中は、確定申告のシーズンですね。サラリーマンの皆さんの中には、年末調整だけで確定申告は一切しない方も多いのではないかと思います。

私もずっとそうだったのですが、外部での講演や執筆活動など個人として受ける仕事が増えてきたことから、確定申告をするようになりました。ありがたいことに、外部でプレゼンテーションをする際には、会社を通さず個人で報酬を受け取ることができています。

私の所属企業では、複業が「原則禁止」であるものの、「人事やPRに確認して問題なければ、業務時間外に会社のリソースを一切使わずに活動するのはOK」というルールになっています。

こうしたルールにのっとって、私は外部で講演する際には所属企業名を出して集客したりプロモーションをしたりすることはありませんし、その際に使っているパソコンからソフトウェアにいたるまで、すべて自分で購入をしています。そうして活動して得る収入を、さらに自己投資に回すことで自分のコンテンツ力をアップさせることができています。

確定申告は、そのお金の流れをビジュアル化する上で非常に有効で、自分がどれくらい自分に投資をしていて、いくらくらいそれが収入につながっていて、会社から与えられる報酬とのバランスはどの程度で……ということがはっきりと分かるようになります。

こうやって自分のお金の流れを確認する習慣は、収入の多寡にかかわらず有効ではないかと思います。特に、グローバル仕事人を目指す方々であれば、自分の市場価値を認識することは絶対に必要なスキルです。

会社という組織の評価だけに依存することにリスクがあるのは、この連載をお読みいただいている方々であれば、ご理解いただけるのではないかと思います。

レシートを集めて
「自己投資」レベルを確認!

自身の市場価値をアップさせるためには、自己投資が絶対条件です。自分への投資をどの程度しているのか把握するのに、お金の流れを見るのはとても分かりやすい方法です。

まずは、レシートを集めて眺めてみてください。自己投資になっているものはどの程度あるでしょうか。例えば、書籍の購入などは立派な自己投資になりますね。ゴシップ雑誌なども、使い方によっては十分に自分への投資になります。まずは、何をどの程度買っているのかを把握しましょう。

コンビニのレシートもいろいろなことを教えてくれます。そこに書いてある食品群は、皆さんの健康を増進してくれるものでしょうか。健康体でいることは、市場価値を高める上で最強の武器になります。その健康を害するような食品や嗜好品を買うことが無意識の習慣になっていないかどうか、確認してみてください。

ついついコンビニで買っていた甘いものをやめて毎回違うお茶を買うようにするだけでも、カロリーコントロールにつながるだけではなく、血糖値の極端な上昇に伴う集中力の減退を防いだり、「コンビニのお茶のことに詳しい人」というキャラクターを自分につけられたりするかもしれませんよ。

飲み会に行ったけれどレシートがないのは、よくある話です。もし誰もレシートや領収書を欲しがらないようなら、皆さんがもらってしまいましょう。そして、誰とどんな場所に行ったのかを思い出すきっかけにしてもいいでしょう。

ついでに写真を撮ってSNSにアップしておけば、後で見返すこともできます。その時に「極めて狭い交友範囲だけでずっと過ごしている」ことに気づくかもしれません。

もしもその人たちと一緒にいることが視野を広げてくれるなら「投資」になります。でも、「マンネリだなあ」と感じているのなら、これは時間とお金の「浪費」です。レシートを意識して眺めるだけでも、自己投資のレベルを測ることが可能になります。

こういったお金の使い方で「浪費」と感じるものがあるなら、それを「投資」に変えるように意識するだけで、日々の生活はずいぶん変わるように思います。

飲み回1回分を勉強会に投資
意外にも費用対効果は高い

飲み会に行くお金を外部の有料勉強会に投資すれば、極めて大きな効果を期待できます。飲み会で5000円ほど使っていたのであれば、予算5000円で参加できる勉強会を探してみてください。リアルな勉強会に参加すれば、普段なら絶対に会わないような業界の人たちと仲良くなれるかもしれません。

イベントを探すためには、Facebookのイベントを見てみてもいいですし、イベントの告知をしているサービスを利用するのもいいでしょう。例えば、イベントの開催もサポートしてくれる「Peatix」「イベントレジスト」などでイベントを探してみるのもいいですし、告知に特化したサービスでもある「こくちーず」を利用してもいろいろなイベントを見つけることができます。

もし、地方在住だったり家の事情で夜に出かけるのが難しかったりする人は、オンラインで受けられる講義を受けてみるのもいいでしょう。私も出たことがある「Schoo(スクー)」は、オンラインで生放送の授業を受けることもできますし、アーカイブされた授業を受けることも可能です。また、ベネッセさんが運営をしている「Udemy(ユーデミー)」もたくさんのコンテンツが配信されています。

飲み会1回分で、非常に大きな学びが得られるのであれば、安い投資ではないかと思います。ご自身の出費を確認して、自己投資に回せる金額を算出してみましょう。

自分の価値を高めたら、
イベントを主催するのもおすすめ

さらに、自分で何かイベントをやってみたい、主催したい方もいると思います。ご自身の得意分野を生かして、ワークショップを開催したり、勉強会を開催したりするのであれば、前述した「Peatix」や「イベントレジスト」では、自分で開催するイベントの募集ページを作成することもできます。もしすでに何かアウトプットできるものを持っていると自分で思えるのであれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まずは1人1000円の参加費のイベントでも、参加者5人の勉強会でも、とにかく実施ができれば大きな自信になります。

テーマは何でもいいと思います。経理が得意なのであれば、数字の読み方をコンテンツにしてもいいでしょう。マーケティングの経験があれば、「どんなマーケティングをすると失敗してしまうのか」をコンテンツにするのも面白いですね。人事の経験があれば、「悩んでいる人との会話術」などは興味を持つ人が多そうです。自分の経験や知識、そして時間が価値につながるのであれば、どんどんイベントを主催してみましょう。

もし、イベント開催をするにあたって資金が欲しいのであれば、クラウドファンディングにチャレンジしてみるのも面白い体験になります。まさに私の妻がクラウドファンディングをやってみたのですが、それはそれは準備が大変でした。というのも、どうやって自分のやりたいことを言語化すればいいのか、最初は全く分からないからです。

妻は立体造形のアーティストで、最近は身に着けるタイプの作品を作ったり、ウレタンフォームなどを使ったアートのワークショップを開催したりしています。そして、非常に大きなイベントに出品することになり、その資金を集めるためにクラウドファンディングに挑戦しました。最初は「どうすれば人々に訴えかけることができるのか」「お金を出してもらえるようなアピールをどうやってすればいいのか」ともんもんと思い悩んでいました。

しかし、「とにかく人の心を解放したいんだ!」というアーティストとしてのビジョンを言葉にすることができ、クラウドファンディングを開始してみたところ、なんと開始から6時間で目標金額を達成してしまい、翌日には目標の160%を大きく超えるファンドが集まりました。これも、「アウトプットをすることによって初めて人は共感してくれる」という1つの表れだと思います。

妻はアート寄りの人なので、私とは全くバックグラウンドは違いますが、アウトプットによって人の共感を得るという点では何も違いはありません。まずは、なにかしら情報発信をすることが必要ですね。そうすれば、お金はついてくるものです。

お金は、特に日本人にとっては苦手なトピックになりがちですが、「自分の価値を高めた結果がお金になる」というのは人生を楽しむ上でとても大事なことだと思います。ぜひ皆さんなりのスタンスでチャレンジしてみてください。

(プレゼンテーション・アドバイザー 澤 円)

ダイヤモンドオンラインから

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